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E-week「生物多様性ウォーク」を開催しました

公開日:2023年6月14日

ICU SDGs推進室では、「生物多様性の日」(2023年5月22日)から「世界環境デー」(6月5日)の約2週間、Environment-week(E-week)を開催しました。

「ICU生物多様性ウォーク」
E-week最初のイベントとして、環境研究メジャーの藤沼良典先生が生物多様性の観点からICUの構内を歩くキャンパスツアー「ICU生物多様性ウォーク」を行いました。
このイベントは、5月22日(月)のランチタイムに行われ、約40名の学生・職員が参加しました。約1時間、キャンパスの西側を中心に雑木林や竹林を散策しました。道中、藤沼先生から各エリアの生態系や大学がどのように手を加えているかに関する説明があり、参加者は熱心に耳を傾けていました。

江戸時代より続く、環境に配慮したサステイナブルな循環
ICUキャンパスがあるこの三鷹の森は、少なくとも江戸時代より人の生活と関わりの深い雑木林として維持されてきました。ICUキャンパスの南側に続く崖線沿いの雑木林は、以前は三鷹の農家が木々の間伐のほか、秋に落ち葉を集め、馬糞を混ぜて畑のたい肥にしたりするなどして、環境に配慮したサステイナブルな循環をつくり出していました。ICUキャンパスとなった最近は、農家さんに落ち葉を集めてもらうだけでなく、竹林の竹を学生が間伐したり、ナラ枯れ対策として虫取り装置を木に設置したりと、大学は、学生たちや地域の人々と共に森を管理しています。東京都の絶滅危惧種であるキンランやイカリソウなどの草花も生息している貴重な森には日本たぬきや日本アナグマも生息し、授業を行う教室のすぐその横で多様な生物が命をつないでいるということを学生は学ぶ機会となりました。

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本学のSDGsに関する取り組みは以下のページでご紹介しています。

「国際基督教大学 SDGs推進室」