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学生寮キャロリングが行われました

公開日:2025年12月22日

2025年12月18日(木)、ICU学生寮の伝統行事であるキャロリングが開催されました。本イベントは、ICUキャンパス内にある9つの学生寮から、約100名の寮生が参加する形で行われました。開催会場は、楓(かえで)寮、樫(かし)寮、そしてグローバルハウスの3寮で、他の寮生たちがこれらの会場を巡りながら音楽を楽しむ形式が取られました。

キャロリングは、長年にわたりICU学生寮で受け継がれてきた冬の恒例行事であり、寮生同士の交流を深める大切な機会です。今年度も、学生主体で運営され、寮行事を担当する文化委員を中心に企画・準備が進められました。文化委員や参加した寮生たちは、限られた時間の中で話し合いと練習を重ね、伝統を大切にしながらも、今の寮生一人ひとりが楽しめる行事となるよう工夫を凝らしました。

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当日は、12月の冷たい空気が漂う中、各寮がそれぞれ練習してきた楽曲を披露しました。歌われた曲は、「Let It Go」や「All I Want for Christmas Is You」、「Feliz Navidad」など、多くの人に親しまれている楽曲が中心で、会場ごとに異なる雰囲気が生まれました。ある寮では、参加者全員が一体となって声を合わせる合唱スタイルで、会場全体を包み込むような温かさを感じさせました。一方で、別の寮ではパートごとに分かれて美しくハーモニーを奏で、聴く人の心に残る洗練された歌声を響かせました。それぞれの寮の個性が音楽を通して表現され、訪れた寮生たちは自然と足を止め、耳を傾けていました。

異なる寮を訪問し合いながら音楽を共有することで、普段は関わる機会の少ない寮生同士の交流も生まれました。歌が終わるたびに拍手や笑顔が広がり、会話が弾む様子が見られ、キャロリングが単なる音楽イベントにとどまらず、人と人とをつなぐ場となっていたことが印象的でした。

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冬の夜に響くクリスマスソングとともに行われた今回のキャロリングは、学生寮に活気と一体感をもたらし、寮の垣根を越えた新たなつながりを育む貴重な機会となりました。参加した寮生一人ひとりの思いが重なり合い、ICU学生寮ならではの温かい雰囲気を感じられる行事となりました。