NEWS

ディッフェンドルファー記念館(東棟)が国の登録有形文化財へ

公開日:2022年11月18日

本学が所有するディッフェンドルファー記念館(東棟)が、国の登録有形文化財(建造物)として文部科学大臣に答申されました。

ディッフェンドルファー記念館(東棟)は、⽇本で最初に構想された本格的な学⽣会館であり、デザインにおいては 1960 年前後に流⾏したモダニズム建築の特徴を備え、その設計内容において国際基督教⼤学の建学の理念を象徴している稀有な建造物です。また、耐震性の確保、機能の更新を⽬的とした、 2000年および2021年の、2 度の⼤規模改修はいずれも原設計者の後継者たちによって当初建物の価値を失わないように注意深く⾏われました。

以上により、本建築は国の登録有形⽂化財の価値を有すると評価されました。戦後の自由な大学教育を目指した大学として、設計過程で学生の意向を取り入れた点も評価されました。本学では、1999年の泰山荘につづき2件目となります。

現在でも、講堂(オーディトリアム)ではさまざまなイベントが開催され、また学生クラブ活動室、宗務部などがあり、「D館」という呼び名とともに学生及び教員の交流の場として活発に利用されています。2017年にはドコモモジャパンに選定されています。

竣工 1958年
設計 ヴォーリズ建築事務所
選定歴 2017年DOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」
関連ニュース

lobby-fireplace.jpg

なお、一般の方の構内立入は原則禁止とさせていただいております。取材ご希望の方は事前にパブリックリレーションズ・オフィスへお問い合わせください。