ICUの取り組み


ファカルティ・ディベロップメント(FD)

国際基督教大学(ICU)では60余年前の献学当初から、教員の資質向上、今でいうファカルティ・ディベロップメント(FD)への高い意識を堅持してきました。教員は質の高い教育と責任あるアドヴァイジングに心を砕き、リベラルアーツの大学として、学生たちがクリティカル・シンキングと独立した思考を養えるよう、あらゆる方法を摸索し続けてきました。その過程で、ICUにふさわしい教育環境の整備や刺激あふれる授業を提供するために、他大学に先駆けて様々な試みも行ってきました。アドヴァイジングの一環として、学生が自由に教員の研究室を訪れることのできるオフィス・アワーの設定、授業と学びの効率を数量化するための全学アンケートの実施もその一例と言えます。

ICUは、1990年代に国内の高等教育で急速に問題視されるようになった教育の質保証についても、敏感に対応してきました。1995年にFD主任のポストを創設し、さらに2001にFD委員会を立ち上げて以来、新任教員向けのオリエンテーションに加え、eラーニングや、特別な支援を必要とする学生へのサポートに関する公開セミナーを実施しています。最近では、慎重に工夫を重ね、院生アシスタントによる学生のためのライティング・サポートも開始しました。こういった活動のほとんどはバイリンガルで行われており、本学のFDプログラムに国際的な側面を与えていると言えるでしょう。

本学は良質なFDプログラムを有する大学として、国内で広く認知されていますが、今後さらに十全なサポートを展開し、授業の質の向上を見守ると同時に、教員が研究者としても成長し、学生に最高の教育を提供できるような環境を作りたいと考えています。そのためには、教員同士による評価制度などを構築し、教員がお互いに学びつつ、教師として、また研究者として実力を高められるよう促していくことも必要です。この一助とすべく、効果的で模範的な授業を撮影したビデオ・アーカイヴの準備を現在進めているところでもあります。

ICUでは日英両語による『FD Newsletter』も発行していますが、この度、Webサイトでの公開を開始することになりました。他大学のFDにも貢献したいという思いからのことですが、他方、国内外の諸大学が行っている様々なFDの努力についてもさらに学んでいきたいと願っています。将来的にそのような双方向の建設的な関係を築いていくことを展望しつつ、みなさまが本学のFDプラグラムに関心をお持ちくださっていることに、改めて感謝申し上げます。

FDオフィス主任

原文:英語版はこちら

FD Newsletter

ICUでは、年2回『FD Newsletter』を発行しています。

最新号・バックナンバーはこちらから http://fd-newsletter.info.icu.ac.jp/


障がい学生支援に関する基本方針

本学は世界人権宣言の原則に立ち、すべての学生が機会の平等を基礎としていかなる差別もなく尊厳をもって学ぶことのできる環境を整備、維持する。本学は障害のある者が障害のない者と平等に学修、教育、研究及びその他の関連する活動全般に参加できる機会を確保する。


ICU環境宣言

学校法人国際基督教大学(以下、「ICU」と言う)は、キリスト教精神に基づくリベラルアーツ大学として、そのすべての活動においてキャンパス環境への適切な配慮と十全な管理に取り組むことを宣言する。およそ、すべての生命あるものへの慈しみと配慮はクリスチャン・ミッションの根本である。学生を責任ある地球市民として育成することを目標とするICUは、教育こそ、より良い健全な世界を築いていくための最良の手段であると信ずる。かくしてICUは、その日々の教育的営みのなかでの環境への配慮と責任遂行の、実効的統合をめざす。

ICUはその環境に関する全学的立案と決定に際して、環境に対する敬意と配慮、キャンパス生態系維持への努力、そして地球市民としての責任に、その根源的 な価値を認める。ICUコミュニティを構成する教員、職員および学生のすべては、自らの営みが地域的および地球的環境に影響を及ぼすものであることを深く 自覚する。

ICUは、そのキャンパスにおいて比類なく美しい自然と、貴重な文化遺産を擁している。ICUはこの環境を天恵の財として、その保全に責を負うものである。


人権侵害防止対策基本方針

国際基督教大学人権侵害防止対策基本方針

ICUは世界人権宣言を重んじる大学として、人権侵害のない教育・研究・就労環境を整え、構成員が安心して過ごせるキャンパスを確保する責任があると考えています。ゆえに、ジェンダー、人種、国籍、出自、宗教、年齢、性的指向、性自認、性表現、障がいなどに基づく差別や、地位・立場を利用したあらゆるハラスメントは形態の如何に関わらず許されません。本学の構成員はみな献学の精神である国際性やキリスト教精神を十分理解し、快適なキャンパスをともに作っていくことが要請されます。


国連グローバル・コンパクト

国際基督教大学(ICU)は2009年4月、「国連グローバル・コンパクト」に参加しました。責任ある創造的リーダーシップを発揮し、国際社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに、自発的に取り組みます。

具体的には「人権擁護の支持と尊重」「環境に対する責任のイニシアティブ」など企業・団体等の社会的責任の柱となる10原則に賛同し、トップ自らのコミットメントのもと、それらの実現に向け、努力を続けます。

国連グローバル・コンパクトは2000年にアナン前国連事務総長が提唱、潘基文国連事務総長も引き続きこれを支持すると表明しています。

国連グローバル・コンパクト

グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク


国連アカデミック・インパクト

ICUは2017年3月31日、国連アカデミック・インパクト(United Nation Academic Impact, UNAI)に参加しました。UNAIは、国連広報局のアウトリーチ部が主催するプログラムで、国連と世界各国の高等教育機関とのパートナーシップを結ぶ取り組みです。

アカデミック・インパクトは、以下の10原則を支持し促進させるというコミットメントによって成り立っており、本学はこれら全ての原則に取り組みます。

原則1:国連憲章の原則を推進し、実現する
原則2:探求、意見、演説の自由を認める
原則3:性別、人種、宗教、民族を問わず、全ての人に教育の機会を提供する
原則4:高等教育に必要とされるスキル、知識を習得する機会を全ての人に提供する
原則5:世界各国の高等教育制度において、能力を育成する
原則6:人々の国際市民としての意識を高める
原則7:平和、紛争解決を促す
原則8:貧困問題に取り組む
原則9:持続可能性を推進する
原則10:異文化間の対話や相互理解を促進し、不寛容を取り除く

国連アカデミック・インパクト Japan


キャンパス・グランド・デザイン

21 世紀のICUのリベラルアーツを実践するにふさわしい、新施設の建設および一部施設の建て替え等の基本計画策定を決定しました。詳細は、以下のページをご覧ください。

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