人類学

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人類学 / ANTHROPOLOGY|ICU OpenCourseWare

担当教員によるメジャー紹介

各担当教員がメジャーの学びや魅力を紹介します。

Mission Statement

人類学は、人類の多様性を研究する学問である。私たち人間はみなホモ・サピエンスという一つの種に属するが、地球上の諸文化の間には驚くほどの差異が見られる。このような差異は、言語、宗教、儀式、食文化などに表れ、人間を他の動物と大きく分けている。人類学の目的は、ヒトの暮らしの共通性と多様性の、両方を理解することにある。

Learning Goals

ICUの人類学メジャーは、以下の5つの側面を重視する。

国際性 :人類学は比較に基づいた学問であり、世界中の社会と文化について研究する。ICUの人類学は、東アジア、東南アジアおよび南アメリカに重点を置いているが、人類学専攻生は世界中の、現在・過去のどの文化でも研究することができる。個人としても調査者としても、常に国際的な視点を持つことが必要である。

柔軟性 :人間の多様性を研究する人類学は、きわめて幅広いトピックを扱う。宗教、医療、ナショナリズム、グローバル化と超国家主義、植民地主義、ジェンダー、不平等など、ICUの人類学では社会と文化の様々な側面に焦点をあてる。人類学専攻生は、 この中から最も関心を持つトピックや問題について学び、研究を行う。

現地調査 :人類学者は調査対象の人びとと日常生活を共にし、対話をしながら研究を行う。人類学専攻生には、自ら研究計画を立て、調査し、結果をまとめるトレーニングとして、フィールドワーク実習の履修を勧める。これまでの実習では北海道、沖縄、カナダ、タイ、アルゼンチンなどを訪れている。

批判的分析 :文化は美しい習慣や伝統と思われがちだが、そこには権力や政治も絡んでいる。人類学メジャーでは、文化のこうした側面を批判的に分析し、理解する方法を学ぶ。

地球市民としての自覚 :人類学を学ぶことは、狭い視野を捨て、私たちがみなグローバルコミュニティの一員であるという認識を持つことにつながる。人類学専攻生には、世界の多様性の中に自分を位置付け、自らの果たすべき役割を見出してほしい。

担当教員