Global Students and Faculty

馬場 康輔 (ばば こうすけ)教養学部4年(インタビュー時)

メジャー:経済学

留学が将来の道を広げる

実践で使える英語力を身に付けたい

ICUへ入学する前から、将来は海外で働ける人になりたいと思っていました。そのためには、何よりも実践で使える英語力を習得する必要があるので、英語圏の国で現地の学生とともに学べる交換留学には必ず参加すると決めていました。

交換留学への参加には、英語力や成績など一定の条件を超えることが必要で、また海外暮らしに適応するという課題があると思います。その点、ICUでは1年次から2年次かけて履修する英語の語学科目、リベラルアーツ英語プログラム(ELA: English for Liberal Arts Program)や、夏休みを利用して留学する海外英語研修(Study English Abroad Program: SEAプログラム)、興味ある学問分野を英語で学ぶ夏期留学プログラムなど、英語力の向上英語圏の国での学び・暮らしを経験できる機会がたくさんあります。

私は、1年次の夏休みにSEAプログラムに参加し、2年次の夏休みには「イギリス文化研究」に参加しました。特にイギリスのリーズ大学で学ぶ「イギリス文化研究」では、異なる文化・背景や、物事の見方が全く異なる学生とのディスカッションを通して、自分の価値観が新たに拓かれる経験、そして想像以上に海外での学びと暮らしが自分に与える刺激の大きさを体感し、交換留学へのモチベーションが一層向上しました。

交換留学に参加したからこそ得られることがある

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交換留学先は、ICUのように小規模な大学で、日本人留学生が少ないと聞き、アメリカのギルフォード大学に応募しました。留学中は、自分のメジャーである経済分野を中心に、労働経済学、国際ビジネス、会計などの授業を履修しました。多くのクラスは、10~20人前後の少人数で非常にインタラクティブな授業ばかりでした。また、仕事帰りの社会人の方と一緒に学ぶ授業もあり、日本ではあまり体験できない雰囲気で、印象に残りました。

授業は課題の量が多く、平日は毎日夜の12時ぐらいまで図書館で勉強する日々でしたが、日中にはキャンパス内にあるジムに通ったり、合気道クラブや地元のコミュニティーの集まりなどに参加したりと、学び以外にもさまざまな活動をしていたので、大変と感じる以上に、とても充実した日々を過ごしていました 。

留学中の成果としては、もともとの留学の目的であった実践的な英語力を身に付けられたこと、これまでICUで学んできた経済やビジネスに関する知識をさらに深められたこと、そして新たな道が広がったことだと思います。

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その一例としては、労働経済学の授業が挙げられます。ICUでも労働経済学の授業を履修したのですが、日本では少子高齢化問題が非常に大きなトピックとして論じられるのに対し、アメリカでは少子高齢化は問題ではなく、移民受入が主要なトピックです。同じ授業タイトルでも、国の事情により全く内容が異なることが非常に興味深かったですし、日本では深く学ぶ機会がない移民受入についての知識を得られたのは、現在執筆中の卒業論文に役立っています。卒業論文では、少子高齢化問題を抱える日本の労働環境を分析していて、アメリカの移民受入の実情や参考となる制度などを、労働力確保の参考例として述べようと思っています。

学修面以外でも、留学したからこそ得られたことがあります。ギルフォード大学のインターナショナル・オフィスの人に紹介され、「TOMODACHIイニシアチブ」団体が主催するカンファレンスに参加し、現地で働く日本人の方や現地で学ぶ日本人大学生と知り合うことができました。この団体は日本でも活動が行われていて、今は日本の事務所でインターンとしても活動しています。この活動を通して、世界で活躍したいという自分の夢のロールモデルのような人たちに出会えたことは、とても大きな成果だと感じています。

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アウトドアクラブでハイキング
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大学のInternational Festivalで合氣道の演武

何事にも全力で取り組むことが新たな道を広げる

交換留学には、本当に参加してよかったと思っています。授業での学び、合気道、サッカー、「TOMODACHIイニシアチブ」、ボランティアなど、さまざまな活動に全力で取り組んだことで、留学前には想像もできなかった人との出会いや経験を得ることができ、自分の夢の実現に向けた新たな道が広がりました。

交換留学の参加を迷っている人には、ぜひ参加を勧めます。もし不安があったとしても、ICUには留学に備える機会、環境が十分にあります。SEAプログラムや夏期留学プログラムなど短期の留学プログラム、キャンパス内にいる世界各国からの学生や先生と過ごすことで、英語力の向上や多様性への理解を深めることが可能です。

ぜひ留学へ行きたいという思いをもち続け、ICUで一つ一つ努力を続けてください。そうすれば、おのずと留学への道が開け、将来の道を広げることに繋がると思います。