Every Day is “Global” at ICU.

-日常に息づくICUの「グローバル」-

Global ICU

在学生・教員の声

田中 克昌 (たなか かつまさ)教養学部4年(インタビュー時)

メジャー:国際関係学、経済学(マイナー)

交換留学は国際的なキャリア形成への一歩

海外大学院への進学準備

ICUに入学した理由は、将来国際的な仕事をするために一番よい環境で学ぶことができると思ったからです。高校生の時、参加した核兵器廃絶を目指す署名活動で、国連機関を訪問する機会や被爆者の方々とお会いしたのがきっかけで、平和な世界の実現に役立つ仕事として国際機関で働きたいと思うようになりました。国際機関で働くには修士号が必要で、多くの方々が海外の大学院で修士号を取得しています。自分も海外の大学院で学びたいという気持ちはありましたが、高校卒業まで長期間の留学や海外に住んだ経験もなく、海外大学院への進学準備としてさまざまな留学制度に参加できるICUの環境が非常に魅力的で、入学当初から交換留学には必ず応募しようと決めていました。

交換留学先は、アメリカのノースカロライナ州にあるギルフォード大学です。学生数2000人程度のICUよりも規模の小さな大学です。この大学を希望した理由は、ICUと同じようにリベラルアーツ教育や少人数教育を行っていることと、社会的平等や公正を重視するリベラルな校風で、平和について学ぶにはよい環境だと思ったためです。

交換留学したからこそ知る・得る経験

留学で得たことは、現地に長期間滞在したからこそ知ることのできた現実の数々です。
その1つがボランティア活動や授業のフィールドワークで目の当たりにした貧困の問題です。雇用が不安定なため保険に加入できず、災害などの被害から立ち直ることができない人たち、路上生活をしている退役軍人の方、貧しく健康的で十分な食事を取ることができない家庭、社会から孤立してしまっている難民移住者、それまで情報としてはこのような人たちがいることは知っていましたが、直接会ったりすることで、厳しい現実を初めて実感し、心が痛みました。

また留学中、ヨーロッパ、中東、アジア、中南米、アフリカとさまざまな国籍の学生に出会い、他国の文化や事情を知ることができたのも収穫です。母国が紛争や政治的弾圧、開発の途上にある友人たちと話す中で、日本の環境がいかに恵まれているかということを再認識し、国際機関の職員になるというモチベーション向上にもなりました。

逆に苦労した点は、授業で出されたリーディングやライティングの課題です。ICUの1,2年に履修したリベラルアーツ英語プログラム(English for Liberal Arts Program:ELA)や英語で開講されている科目を履修したおかげで、授業内容の理解は問題なかったのですが、留学当初はリーディングのスピードが不足していたため、膨大な課題を読み終えるのに苦労しました。またライティング技術も十分ではなかったので、ライティングセンターのスタッフの先生に何回も添削をいただきながら、何とか提出していました。その後も最初の1学期間は苦労が続いたのですが、次の学期以降は先生方の指導や努力の成果により、徐々に問題は少なくなりました。

留学したからといって英語力が飛躍的に伸びる訳ではなく、中学、高校時代から英語を学び、大学で学術的な英語に触れ、かつ留学先で努力をしてこそ真の英語力を身に付けることができると、留学を経た今思っています。

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自然と世界に飛び出す環境

ICUは、将来国際的なキャリア形成を考えている人にはとてもよい環境です。周りの多くの人が、留学や将来国際的な仕事をしたいと考えていて、ELAや留学制度など国際的な力を身につけることのできる授業やプログラムがたくさんあります。ICUで努力すれば、自然と世界に飛び出していくための準備ができます。また、語学面以外でもリベラルアーツ教育の特徴である少人数教育を通して、ディスカッションやプレゼンテーションなど自分の意見を発信する力や幅広い知識とそれらを統合して活用する力を養うことができます。
私自身高校生の時は、国際的な仕事をしたいとは思っていたものの、英語で長い論文を書いたり、海外の大学院に行ったりなどは自分にはとてもできないことだと思っていました。しかし、私も卒業論文は英語で執筆することができ、卒業後はICUで学んだ国際関係学、経済学を生かして、イギリスのSOAS(ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院)で、紛争の政治経済学という分野を研究する予定です。
ICU、そして、留学に興味がある人は、ぜひ積極的にチャレンジしてください。受動的では得られないことも、積極的に動くことで得られることがたくさんあります。機会を最大限に生かしてください。

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