在学生・教員の声

Expanding Potential: collaboration
栗原 陽紀 (くりはら はるき)教養学部4年(インタビュー時)

メジャー:アジア研究

国籍を越えて、同じ目標に向かう。

発展途上国のことを学ぶためにICUに入学し、アジア研究を専攻しました。1年生の夏期休暇中にSEA(Study English Abroad)プログラムでアイルランドのダブリンに行きました。それまで海外に住んだことはなかったのですが、SEAプログラムに参加したことで海外での生活にも自信がつき、2年生では国際サービス・ラーニングでベトナムへ。そして、入学当時は全く考えていなかった交換留学にも挑戦し、イギリスのリーズ大学で学びました。

サービス・ラーニングでは、ベトナムのホーチミンで現地の日本語学校と日本からの奨学金を農村部へ送金するオフィスでインターンとしてお手伝いをしました。ベトナム人の先生たちと一緒に働き、そのことを通じて地域のコミュニティにとけ込むこともできました。農村部へ視察に行ったときには、貧困と格差を目の当たりにして衝撃を受け、発展途上国の問題に本気で取り組もうと決心したのです。それで、エイジアンスタディーズがあるリーズ大学に留学をしました。

ベトナムやリーズ大学で感じたのは、国籍が違ってもひとつのゴールがあれば、みんなで協力してやっていけるということです。言葉の問題を乗り越えれば、国籍は関係ありません。collaborationに必要なことは、相手の立場を理解することと積極性。私は、ベトナムに行きたいと思い、受け入れてくれる組織を自分で探しましたし、先生のところへもどんどん相談に行きました。動くことの大切さは、ICUで実感しました。ここには、あなたの思いに応えてくれるプログラムやチャンスが必ずあります。積極的に動いて、自分の道を拓いてください。