Every Day is “Global” at ICU.

-日常に息づくICUの「グローバル」-

Global ICU

在学生・教員の声

大野 栞里 (おおの しおり)教養学部4年(インタビュー時)

メジャー:国際関係学

交換留学の本当の価値は、後からわかる

充実した留学生活

onosan_schedule.png

留学出発前には、滞在先の寮のルームメイトと気があうか、ホームシックにならないか、食べ物はあうか、そして授業についていけるだろうかなど、色々な心配事がありましたが、問題なく現地の生活に慣れることができ、本当に充実した留学生活を過ごすことができました。

留学先にはカリフォルニア大学ロサンゼルス校を選びました。ICUと同じ3学期制で、ICUでメジャーとしている国際関係学の授業を中心に、フランス語の授業などもあわせて、各学期4科目ほど、1日2、3コマの授業を履修していました。

週1回必ずディスカッションが課される授業や、授業中に発言して先生に覚えてもらわないと成績がつかないものもあり、文献を読むなどの予習にはかなりの時間を費やしていました。それでも、最初の頃は現地の学生たちのディスカッションのスピードについていけなかったり、言いたいことが適切な英語で伝えられなかったり、落ち込んだり苦労しましたが、徐々に慣れ、最終的には30単位を修得し、ICUの単位として編入することができました。

留学での3つの成果

留学での成果としては、学修面、学修面以外、そして自分の進路の3つで得るものがあったと思います。

まず、学修面では、学びを現実に落とし込む力を鍛えられました。アメリカの大学では、ケース・スタディを通して学んだ理論を現実の社会に落とし込むことが大変重要視されていたように思います。印象深かったのは、ウクライナ危機についてのショートエッセイの課題を提出した時、「理論部分はよく出来ているが、それを裏付ける現実のケースへの言及が不足している」として、大きく減点されたことです。思考の筋道のもととなる理論は重要である一方、その上で現実社会をどう捉え、問題を解決するのか、こうした実社会で本当に必要とされる力を鍛える一年であったように思います。

学修面以外では、これからますます進展する社会のグローバル化の中で、世界の人々の協業するために必要なことに気付けたのではと思っています。留学前までの自分は、国際関係学を専攻していたため、紛争解決や交渉・妥協の理論や実践、国際安全保障秩序について理解を深めるとともに、「国際社会を動かすのは国家だ」と必要以上に強く信じ込んでいたような気がします。しかし、カリフォルニアには、見た目や国籍、アイデンティティが交差し、国だけで社会や人々を区切れない生活が現実としてありました。

IMG_8541_web.jpg
ルームメイトとタピオカティーを飲みに

例えば、寮のルームメイトが、中国系と韓国系のアメリカ人で、顔立ちは中国人、韓国人なのですが、中国や韓国には暮らしたことのない人たちでした。初めて会った時に、「アジア系の人たちだから、留学中の寮生活はアジア文化」と想像したのですが、これがまったくの見当はずれで、アメリカ文化の生活だったのには本当に驚きました。これからますます進展する社会のグローバル化の中では、こうした機会に直面する機会は増えると思います。国、国籍で文化や人を判断するのは時代遅れで、目の前に対峙した事を先入観なく捉えなければならないと強く感じました。

最後の進路については、もともと大学院進学を考えていたのが、まず就職することに決めたことです。将来は国際機関で働きたいという夢があり、修士号の取得が一つの条件になるので、大学院進学を考えていました。しかし、留学中の学びと、さまざまな人に話しを聞く中で、自分がどの分野の専門家になりたいのか、明確でないことに気づきました。アメリカ人の大学院生に話を聴くと、ギャップイヤーを利用したり、インターンしたり、時間をかけて自身の専門性を見つけていて、自分もこのまま大学院進学するのではなく、まだ知らない社会人を経験する中で専門性を見つければよいと思い、就職することを決意しました。就職先は、IT企業のコンサルタント職です。理由は、コンサルティングを通してさまざまな業界を知ることができるからです。

留学には思いがけない出会いと経験が待っている

留学に行く価値がわからないという理由で留学に参加しない人もいますが、留学中には思いがけない出会いや経験があると思いますし、留学の本当の価値は後からわかるものだと思います。なので、もし留学を迷っている人がいたら、まずは行動を起して留学することをお勧めします。苦労や大変なことはあると思いますが、よい意味で楽観的に考え、何事にも恐れず行動していると、将来に生きる思いがけない出会いや経験を得られるはずです。

ICUは留学制度が充実しているので、留学を目指している友人にたくさん出会うことができ、モチベーションを向上・維持しやすい環境です。また、リベラルアーツ英語プログラムをはじめ英語力を向上させる教育が徹底しているので、留学をしたいと思っている人には最適な大学です。

ぜひそんなICUで、留学や自分のやりたいことを見つけて、充実した大学生活を過ごしてみてください。

bruin club tennis.jpg
参加していたテニスクラブの仲間たちと