Every Day is “Global” at ICU.

-日常に息づくICUの「グローバル」-

Global ICU

在学生・教員の声

高橋 愛絵 (たかはし まなえ)教養学部4年(インタビュー時)

メジャー:生物学、心理学(マイナー)

卒業研究を深める理系留学

生物学の学びをより深めるために

私はもともと、2年生の途中までは交換留学に行こうとは思っていませんでした。留学には消極的だった私が交換留学に興味を持ち始めたのは、生物学の学びをより深めたいという思いからです。ICUで1年間生物を勉強して、もっと自分にとって挑戦的な環境で勉強をしたいという気持ちが強くなっていました。そんなときに3年次冬学期からの留学である、ウースター大学のプログラムを知りました。このプログラムでは、卒業研究の計画を立てる授業が受けられるということで、時間をかけて体系的に研究計画の立て方を学べることに特に魅力を感じ、留学を決めました。

研究プロポーザルの作成

ウースター大学は、アメリカ・オハイオ州にあるリベラルアーツカレッジで、4年次に行うIndependent Study (IS)(卒業研究)のレベルが高いことが知られています。ウースター大学への交換留学プログラムは、理系メジャーの学生が対象で、Junior Independent Study (Junior IS)という卒業研究の研究プロポーザルを書く授業が組み込まれているのが特徴です。Junior ISの授業ではICUで行う卒業研究の研究計画を1学期間(ICUの約2学期間)かけて立てました。研究プロポーザルは、研究のイントロダクション、研究の目的、そのために行う具体的な実験手法についてのセクションから成ります。

Junior ISの授業では、論文の読み方、アノテーションの仕方について、論文を読みつつ、その論文の要点、自分の研究テーマとの関わり、今までに読んだ他の論文の内容との関わりなどをまとめるように指導されました。また引用の仕方について、効果的な引用のための表現や、読みやすい要約の仕方などを、具体例を基に学びました。同時に、ウースター大学の先輩の書いた研究プロポーザルを授業内で読み、イントロダクション、実験手法のセクションにそれぞれ具体的にどのようなことを書くべきなのかをグループで話しながら、考える機会もありました。ある程度、自分の研究テーマの背景を知った後に、自分の研究の目的を明確化し、その目的にあった実験方法をかなり細かく計画しを立てました。目的ごとに、用いる実験手法、その実験で予想される結果、考えられる問題点、代わりの方法、その実験にかかる予算、スケジュールなどについて調べ、考えてまとめていきました。この段階で、自分がこれから卒業研究でやることが明確化され、見通しが立ったと思います。以上の内容をpeer reviewを繰り返しながら何回か書き直し、1学期間の最後の授業で自分の研究計画についてのプレゼンを行いました。

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留学の成果

ICUで卒業研究を始める前に、ウースターでJunior ISを受けられてよかったと思うことがいくつかあります。1つは、ある程度の長い時間をかけて関連論文を読み、自分の卒業研究のテーマに関して知識を得ることが出来たことです。2つ目は、研究計画をどのように立てていくのかということを体系的に学ぶことができたことです。授業の中でかなり時間をかけて授業の中で、研究の背景、目的、実験方法、予想される結果について、先輩の例を参考にもしながら、先生やクラスメイトにアドバイスももらいながら考えられました。それによって、自分が1年かけて行う卒業研究についてのイメージが掴めただけでなく、研究の進め方についても知ることが出来たと思います。

ウースター大学では、Junior IS以外に卒業研究を行うのに役に立つと感じた2つの講義を受けました。交換留学をすることを決めた理由の1つに、より挑戦的な環境で学び勉強がしたいという思いがありました。Junior ISを含め、他の2つの授業でもそれを達成することが出来たのが、留学に行って良かったと思う点です。ICUでの授業よりも深い知識が求められ、さらにそれがすべて英語なので、留学前に想像していたよりもずっと大変でした。また特に英語でのプレゼンテーションにはかなり苦手意識を持っていましたが、ウースターでの授業を通して、だいぶ苦手意識をなくせたと感じました。もともとは留学には消極的でしたが、卒業研究の研究計画を十分時間をかけて立てることができたことに加えて、より自分の興味のある分野について学ぶことの勉強ができたことから、ウースターの交換留学のプログラムに参加して良かったと思っています。

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